Feeling

23:00~25:20

その日が期限だったリモートバイトの仕事をほっぽり出してマンションを出たのが大体23:00というわけです。ほんとうは何も持たずに出ていきたかったけど鍵だけ持って。うちのマンションは鍵がないと入れない。最初のうちはそんなの記事にするつもりもなかったのでこれには画像もないし、それならもうレイアウトも無くしてしまおうということで、ビタ打ちで書いています。散歩に行ったのは昨日でその記憶をたどって書き起こしているので整合性がないと思う。だから何か変なところがあっても嘘だなんて思わないでね。まあいっつも嘘書いてるんだから別に嘘だと取られてもいいんですけれど、ほんとに何も起こってないので嘘とは思われないと思います。とりあえずマンションを飛び出してみたわけで、どこまでいくかなんて一つも決めてなかったけど、赤羽のほうは嫌だなと思って十条のほうへ向かって歩くことにしました。都市に耐えられる精神状態でないことは明らかだったし。でもやっぱり歩いていると楽しくなってきて、マスクの下でにやにやしているわけです。一日中家にこもってたから、ただ運動が足りなかったのかもしれない。この二日前にワクチンを打ってそれから寝込んでいたので、その分も合わせて。ほんとに手放したくないものがない人は、抱えてるものを全部ぽいっとすることができる。俺たちだけの特権ですよほんと。たまらない。商店街に入った。東京とはいえ人通りはまばらです。ここら辺はお年寄りが多いからかもしれない。ほとんどの店は閉まってて、マツキヨは電気がついててやってると思ったけどやっぱりやってない。ここらへんは普段通る道だからかあまり記憶がない。病み上がり(?)で頭が痛かったことは覚えてる。あと商店街の終わりらへんで工事をしてた。新しくできるみたいで、CanDoの看板を二階につるしてるところを見て腹が立つ。CanDOじゃないよ。100円で何ができるんだ。おれが工事のおじさんだったら吊るし終わった後にCanとDoの間に指で'tとなぞりたい。駅に着いて中から逆側へ出た。なんでむしゃくしゃして出てきてしまったかというと、スマホのアプリを作ろうと思っていろいろ頑張ってたんだけどどうしても動かないところがある。それで一日が終わっちゃって、それが原因?書いてみると違うと思うね。最近のすべてが原因なんです。こうぐちゃぐちゃっとなってるものをそのままにしてむしゃくしゃしてたらほんとうにしょうもないと思う。全然そんな気はしないがこのまま鬱病とかいうありふれた診断名をつけられるよりどうせなら問題を徹底的に分析して観察してほどいて自分が終わってきた理由を解明したい。君だけの狂気を見つけよう!細い道に出てとりあえず道なりに行けるとこまで行くことに決めた。はやくも歩くことそのものは楽しくはなくなっている(嫌だというわけではないので、普通に歩いているということです。)なんか面白いものはないかなと思いながら歩く。なんだかんだ人は少ないとはいえ、前か後ろかの見える範囲に人はいるわけだけども、前に誰もいないで後ろに一人みたいになるとちょっと怖い。こういう、夜中に外に出るみたいなことはあまりしてこなかったんです。いっつも早めに寝るし。夜出歩いてる人はだいたい通り魔みたいな感覚。それでも途中から慣れてきて普通に歩き始めるんですけども。もうマスクはだいぶ前に取っています。途中毛髪シャットアウトという看板を見つけた。面白いね!周りを歩いている人はこれをみてどうおもうんだろうか。ここらをよく知っているんだったら面白いね!と言ってもなんだよいまさらと思われるかも。まずこいつ誰だよか。一方的な親近感なのかもしれない。みんななんとなく仕事の帰りっぽいな。なんかおもしろくなって「ッフ!」と結構大きめな声で吹き出してしまった。違うよ~僕は頭がおかしいんじゃないんだ。仕事。仕事だって。もう、あと二年もしたら出荷ですよ。やばいね。大学院に行けばあと四年かそれ以上になるわけだけども。ほんとうに、いや。バイトはしてるわけだけども、インターンとかしてないし、まじでどこ入ろうかとかも思わない。でもきっとそれなりにいいところには入りますよ。自分はなんというか社会に押し出そうとする流れに逆らってるわけではない(と思う)。流れの押す力には任せて、自分の推進力はそれとは垂直な方向に使っている気がする。でも正直に言うと本当に嫌です。成果報酬が嫌い。状態にお金が欲しい。かっこよく言えば俺の生きざまに対して金を支払ってほしい。かっこ悪く言えば養ってほしい?それは嫌だなー。家の塀にヒマワリが植えてあったが、夜だし夏ももう終わりなのでしおれていました。それがほんとうに、花弁のすべてを下に垂れ下げていて、この花は弱るときも全身全霊かよと。あとここらへんで明菜のことを考えてた気がする。明菜さんが散歩してたらたぶん「明菜さんですか!?」って言われたら嫌よね。何と話しかけるべきか。「あなたもあてもなく彷徨っているクチですか」これが一番最初に出た俺に女を口説くことは一生できない。ここまで歩いているともう本当に知らないところに突入し始めます。まだ北区かな?みちがなぜかすごい広くってでも工事してあった。どこでも工事ですよ。あるいていたらさっき真横になんかあったなと思って振り向いてみたら猫ちゃんがいる!!三毛猫だったか白黒だったか。他のところを見ているふりして引き返して近づいてみたら逃げられた。猫って頭がおかしい人のこと分かるんですね。真正面からバイクの光。来てみろ!絶対にかわしてやると思ったけど通り過ぎて行った。まだ歩く。低く茂って球形を作る街路樹は何という名か。低く茂って球形を作る街路樹は何という名か。端正な文!なんか散歩って躁鬱の体験版みたいですね。街路樹はよくみると緑色のどんぐりみたいなのをつけていて、マテバシイとかかなとおもったけどマテバシイはもう少し背が高かった気がする。なんか見覚えのある所に来た。なんだと思っていると帝京大学だった。なんかで来たんだよな。ちょっと入ってみる。大丈夫だよね?建物がすごいきれいでいい。気を悪くしてほしいんだけど、東京大学より帝京大学に行けばよかったね。なんか左側にファミマがあって、右側に鏡みたいなのがあって、でもそこにはナチュラルローソンがあったから本当にびっくりした。鏡じゃなくて透明なだけだった。右側は医学部棟で、青い白衣(は?)をきた医学部生の男女がレジ前で盛り上がっていた。俺って…?でもこの時間まで大学にいなきゃなんないって大変だよな。棟内には入れなかったので折り返す。あんまりここでうろちょろしてるとあそこにいる警備員に捕まりそう。警備員とか警察とかって、強硬な態度をとりたいとか、銃を使いたいとかっていう志願者を排除できるのかな。てか警察って銃使えるのかな?ドラマの教場(キムタク)では銃の練習するシーンあったけど。警察官人生のうちに現場で拳銃を使ったことがある人は何人いるんだろう。自制が効いていてえらいな。警察学校とかすごい厳しくて理不尽な指導あるイメージだけど、たぶん現場のほうがもっと理不尽だと思う。どういう態度だよぉ!!とか絡んでくるおじさんに対して発砲するわけにはいかないし。この妄想で道の真ん中で爆笑してしまった。本当に終わってきた。ああ、書けていない。歩いていた時の綱渡りな気持ちがまったく書けていない。2時間半くらい歩いたんだから2時間半で書いてやろうと思ってもう自動筆記みたいにして書いてるんだけども、本当にだめね。何も面白くない文章。あともうここまでで書いててだいたい2時間。本当につら。ただいまの文字数だいたい3000文字。旅程はまだ3割くらい?本当に、徒労。そんなこといったらまぁ全部徒労なんですけど。商店街からここまでだいたいまっすぐ歩いてきて帝京大学にぶつかって終わりました。この時間に女性が二人ベンチで話してた。座りづらそうなベンチ!右?にまがって歩いているとすぐ住宅街になった。マンションのそばで皿を洗っているような音がして耳を澄ます。どこからだろうと思って見渡すと、それはマンション内の駐車場に柵が降りる音でした。(書いていて思ったんだけどこの時がちょうど24:00だったのかも!)近くを流れる下水の音と混ざってそう聞こえたのかもしれない。皿と皿とがぶつかり合う音に聞こえた。金属製の、横線の柵で、下がるにしたがってライトが遮られてまた光ってしたので星みたいだと思った。ほんとうだよ。本当にそう思った。本当に人通りがないので、なるべくでかい道を通る。俺は本当に死にたくないんだな。公園沿いでまたひまわりを見つけたが、今度のそれは茶色い部分が大きすぎて不細工だ。さっきのやつを見習え!このひまわりたちに説教している自分を想像して、この時ほどそばに女性がいて笑っていてほしいときはなかった。ホームレスがいるかと思った公園にホームレスはいなかったけど、ベンチに女性が座っていて後ろを向いてたけどかなりドキッとした。夜中の公園で女の人を見た後に交通事故で死んだ後輩の話をどこかの芸人がしていたのをおぼえてたから。もうすっかり弱気です。途中で自転車の二人組が後ろからやってきたときは怖くて怖くて4回振り向いてしまった。ちょっと轢いてみようぜ、みたいな感じになってたらどうしようと本気で思っていたのです。二人は通り過ぎて行ってこれがその時のうろ覚えの会話。「明日は?無理なの?」「5時からバレーボール」5時って17時だよね。さすがに。君たちは毎日会えるのかいと驚いてしまった。毎日会える人が私にもどうか現れますように。俺もバレーボールをやっていたけど、サークルやめちゃーた・・・バックレてしまって猛省。コロナで活動してなくて嫌になってしまったのだけれども、コロナがあってもなくてもたぶん辞めてたね。大学生って一番あこがれてたけれども一番いやかも。セックスすな。セックスがそんなに楽しいか。散歩のほうが楽しい。ぜったいに。本当にセックスしないでくれ。そして俺をセックス相撲(セックスしたかしていないか、してるとすればどのくらいセックスしたのかで競う相撲)の土俵に上げないでくれ。たのむからセックスするな。もう北区ではないだろうと思って歩いていたら、やっぱり板橋宿とかいている看板があった。人通りもすこーし増えてきた。旧中山道とかいてあって、だから宿場町として発展したんですねー。気分はブラタモリ。ブラタモリみたいに自分の知識を自分の生活に当てはめることができるのはかっこいいよね。そのために東大に入ったのに、このざまは何ですか。本が読みたい。何かを作ったり、書いたりに夢中になっているのは余裕がない証拠ですよ。もちろんつくることは素晴らしいんだけどね。あと旅行もしたい。越後湯沢に行きたいんです。10日間くらい。雪国を読んだからです。もう芸者はいないんだけどもね。よくは覚えていないんだけども板橋宿よさげなところだった。建物の様子が。さびれてる感じというのかな。歩いてると、咳が聞こえてきて、そのほうを見ると黄ばんだ障子に穴が開いてるんですよ。障子に穴が開いていないと俺に咳が聞こえることもなかったんだと考えると世の中悪いことばっかりじゃないですね。あと覚えてることは一つで、誰かが作ったポエム。「青天を衝かれて諭吉が替わる みすずの海にプラゴミが浮かぶ」せっかくストリートなのに時事ネタを入れちゃって、もう!それでここあたりでそろそろかえりたくなって、大きい道に出ることにしました。ビュンビュン聞こえる車の音と走っている車の数が不釣り合いだ。上の道路のほうを走っているらしい。隠さないでくれ。てか、みんなが隠してるものを俺にも見せてよ。君たちは何を持ってるから大丈夫なの?おれはほんとうになにも隠してないつもりでいるよ。ゲームが成り立ってない。見せあいっこじゃないとだめでしょ。もうこのときあたりがいちばんdepressionだったかもしれない。すっげーのどが渇いていた。100円くらい持ってくればよかったよ、トホホ…。だれかにもらいたい。てか歩いてる方向はこっちであってるかもわからない。地図もないから。まぁどっちに歩いていても間違ってることに変わりはないんですけども。途中で犬を連れて散歩してるお姉さんがいた。こんな排ガス横丁でしなくたって、まぁ女性だと夜道はなお怖いか。ワンちゃん~。君が散歩したことのある世界は平均より下の世界だよ~。(げとお読みください。)ワンちゃんのヒモは最近よく見るなんかどこまでも伸びていくやつでワンちゃんがこっちに向かってとことこしてきた。お姉さんが「〇〇!(犬の名前)」と言って引っ張っていって俺は軽く会釈をしたけど無反応だった。でもほんとはお姉さんも何か反応したのかもしれない。それに俺が気づいてないだけかも、それなのにおれは自分が無視されたと、そもそも会釈だって気づいてもらえたかどうかわからないわけで。てかくさい。大通りは臭い。マスクをとってまでくさい思いをする意味はないんだけども、マスクの感触が嫌だったのです。人もほとんどいないし。そして車の音がうるさいと、すこしおっきい声を出したところでばれない。「騒げるなぁ」と声に出してみてうれしい。青山のスーツがディスプレイしてある。女もののスーツを見て明菜ちゃんに合うのはどっちかなーと思う。右よりかは左のほうがいいね。なんだか笑いが止まらない。笑顔を作ると脳が楽しいと錯覚してつらい時でも本当に楽しいと思えるようになるという言説を信じてしまったがためにここ日本にもジョーカーが誕生しました。TANAKER見た?面白かったよね。だれもいないので、両手をグーにして前に突き出し、右腕左腕を逆方向上下にぶんぶん降りつつ、同時に左右へと動かす。(やってみよ!)目の前にピザハットがあって女性の店員がワンオペだった。もうやってないのかもしれないが、お金を持っていないので店に入る資格がない。でもあの人絶対暇だろうな。ワンオペですかー?と話しかけてみたい。無視されたらどうしよう。無視されたら、駐車場の配達バイクを盗んで逃げてやる。ピザハットのバイクでこの大通りを走れたらどんなに気持ちのいいことだろう。この小さい機体が持てるだけのパワーを出して走ってやる。きっとピザを持たずに走ることを覚えたバイクはもう配達には満足できないさ。おれがちょっとおかしくなってしまったのはブログを始めてからだとおもう。ブログ辞めようかな。ほんとうに誰も見ていない。俺のブログの誰も見ていなさはすごい。毎回ブログを更新しましたというツイートの後にはもしかして凍結されてる?と疑いたくなる反響のなさ。もう最初のうちからなんかだめなゾーンに入ってしまって、今後どう頑張ってもクリックされない気がする。もしかしたら、長めの記事の最後のほうなどは俺しか見たことがないのかもしれない。でもね、あなた、あなたが今ここを見てくれてるということなんです。こんな読みにくい文章でもここまで読んでいる方がいる。すご。だっておれはあなたに話しかけたわけじゃない。恥ずかしいからここまで!まぁ、多分誰も読まなくなっても続けるんじゃないでしょうか。ブログを辞めたいと思ったことすらブログにするかもしれない。この散歩もいつの間にか記事にしようと決めている。なんかツイッターとかインスタグラムとかSNSを使っていると自分の思考までもがそれと同じ形になってしまう気がして怖い。自分のフィールドを持てるのはすばらしい。領域展開です。黒歴史でもデジタルタトゥーでもなんでもいい。デジタルタトゥー入りすぎてデジタル銭湯には絶対に入れないよね。などなど。ようやく青い道路の行先のやつを見つけて、まっすぐ矢印の横に王子と書いていた。よっしゃー!家に近づいてる!もう帰りたさ満々です。なんで家でたの?さぁ。ここまでくるともう疲れです。覚えてることも少なくなっていく。道が分かれるところがあるじゃないですか。追分というのかな。その間に建ってるほっそい家。そこまでするか!やっぱ家賃やすいのかな。この家からほっそい人が出てきたら感動する。どっかで一回腰を下ろしたいなーと思ったんですけど、それでいいところを見つけると誰かが寝転んでたりする。もしかして今までの道にも気づいてないだけで結構人がいたのかも。不覚。あとすごいタクシーが多い。タクシーの空車とかが書いてあるところに割増と書いていたがこれがサービスのことだったら素敵やん?2匹目の猫ちゃん!今度は言ってみた。ミャオ。道路を挟んで無反応。お前はそれで勝った気でいるかもしれないが、俺のほうが勝ってるから!!もうなんかうっすら見覚えのある街並みが見えてきた。もうたぶん1時ころになるというのにスーツを着たおじさんが後ろにいてちょっと怖かった。でも前にパトカーがいた。もし今ここでおじさんが俺のことを殴ったら?パトカーから警察官が二人降りてきておじさんは現行犯になってしまう。そしたら俺はおじさんをかばうと思う。下手をしたら俺は泣いて庇うかもしれない。うまく生きることができない人にどうしてこれ以上難しいことをさせるのか。罪そのものが罰であるということなのかもしれない。でもそうなるとそんな人に与える罰は罪になるのでこの世の罪と罰の総量は変わらないということになる。まったくよくできているものですね。おじさんは連行された。もう少し罪と罰というテーマで遊ぶと、ある個人が犯す罪は、社会が受ける罰である。個人に与えられる罰は、社会が背負う罪である。なんてのはどうでしょう。もしこれに感心した人がいたらツイッターにDMを送ってください。本当に儲けられる話があります。行ったことのあるラーメン屋がこの時間にもやっている。うれしくなって腕をぶんぶん振って歩いてみる。おれも踊れるようになってみたい。そしたら人前でぶんぶん腕が振れる。さっきまでこんな風に思っていたのに、疲れて眠くて頭が痛くて、もう大変。歩き慣れた道にくると思考も鈍ってくるというのがあるのかも。だとしたらやっぱり旅だよね。なんかキョンキョンのことを考えていた。疲れているときはキョンキョンかも。元気印のショートカットという印象だったが、ヤマトナデシコ七変化などを聞くとなんて悩ましい声をしてるんだ。キョンキョンは俺にどうしろというのだ。そんな感じよね~。スーパーのそばですれ違った、自転車のおじさんがぶつぶつ何か言っている。おれはおじさんがおれに危害を加えない限りおじさんの味方だよ。家が近づいてくるとやっぱりバイトの課題を思い出す。あと、片付け?あと、郵便物?地下鉄が閉じられていてびっくり。地下鉄は終電を過ぎると閉じるものなのか。なかで作業員の人たちが何かをしてた。いいなー。信号待ちで疲れのあまりしゃがんでいたら自転車に乗った人に見られた。もしかするとさっきのおじさんかも。お互い様だね!もう家に着く、何もなかった。オチ、オチと思ってマンションの前に立っている銀杏の木を見た。見たのは覚えてるし、何かを感じたのは覚えてはいるけど、なんだったんだっけ?(25:20)